最近面白い本を読んだので紹介します。
『お天道様は見てる 尾畠春夫のことば』白石あづさ著(文芸春秋)です。
2018年に山口県で行方不明になった2歳の男の子を
わずか20分で発見して“スーパーボランティア”として有名になった
尾畠さんの半生とことばをインタビューした本です。
その半生もことばも規格外で
筋の通った生き方をされているなと感心しました。
詳しいことは本を読んで頂くとして、すごいと思った点だけ紹介します。
鹿児島の佐多岬から北海道の宗谷岬まで日本縦断、
九州一周、四国霊場八十八か所巡礼、本州一周を
徒歩で野宿しながら歩いています。
自然災害があればその地に自家用車で駆けつけボランティア、
地元でも山道整備、車道のごみ拾い、海の中のごみ拾いを続けています。
年金5万5千円を使って生活し、ボランティアにも自費で駆けつける、
読んでいて仏様のような人だなと思いました。